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接地工事 23th-day

Commentary.

接地工事について、電技第10条および第11条で次の記載がある。

電気設備の必要な箇所には異常時の電位上昇、
高電圧の侵入などによる漏電、
火災その他の人体に危害を及ぼし、または物件への損傷を与えるおそれがないよう、
接地その他の適切な措置を講じなければならない。
電気設備に接地を施す際は、電流が安全かつ確実に大地に通ずるようにしなくてはならない。

接地工事には、4種類あり、
A種/B種/C種/D種接地工事がある。
実際には、大変煩雑な定義があるが、簡単に4つの接地工事についてまとめる。
(さまざまな例外もあり)

接地工事 特徴
A種接地工事 高圧・特別高圧
B種接地工事 特別高圧または高圧と低圧を接続する場合
C種接地工事 300Vから600Vの低圧
D種接地工事 300Vまでの低圧


次に接地工事の目的についてまとめる。

  • 人への危害や漏電火災を防止する。
  • 高圧部分と低圧部分が接触し、低圧電路の電位上昇による破壊を防ぐため、
    低圧側のB種接地工事や、
    電気機器絶縁劣化による絶縁破壊のための鉄台・金属製箱に施す接地工事
    などが含まれる。
  • 避雷器など雷害防止装置の保護効果を上げる
  • 避雷器や雷害防止装置を十分に接地させることである。
  • 異常電圧抑制・対地電圧低下・保護装置の確実な動作
  • 中性点接地による異常電圧抑制および対地電圧低下が含まれる。
    地絡故障時のために地絡継電器を整備する必要がある。
これらの3つの目的がある。


Consideration.

接地工事の種類・目的などを把握する必要がある。