ボール盤のイロハ
ボール盤は使ったことがありますか?
小さい穴なら、難なく簡単に空けられます。
大きい穴は少しテクニックが必要です。
①角材に大きな穴を空ける
角材に大きな穴を空ける場合、下穴が必要です。
例えば、10mmの穴を空けるとすると、
3mm→5mm→8mm→10mmの過程を踏むと、綺麗に空けることができます。
しっかりと固定していないと、角材が回ってしまい、大変危険です。
万力で固定するのが安全です。
②板材に大きな穴を空ける
板材に大きな穴を空ける場合も同様に下穴を空けます。ただ、板材は2mm~4mm程度と薄い場合がほとんどのため、
6mm→10mm程度でも十分です。
(心配な場合は、3段階程度踏んでも良い)
板が回ってしまうと、手を切ったり、大変危険なので、
しっかりと抑える必要があります。
③大きな穴のバリ取り
大きな穴のバリ取りは結構面倒な場合が多いです。バリ取り器でも、なかなか取れないこともあります。
このような時は、裏(バリ面)からさらに大きなドリルを当てるという方法があります。
例えば、7mmの穴を空けたとします。
大きなバリが発生します。
裏から10mmのドリルを先だけ当てます。
動かしながら観察していると、あるとき、綺麗にバリが取れる瞬間があります。
そこで止めて、上げると、7mmの穴を残しつつ、裏面は10mmで綺麗にバリが取れます。
ただし、多少裏面にフィレットがかかります。
精密にやらないといけない場合(フィレットをかけてはいけない場合)、やすりなどの方法を取ってください。
写真は、板の肉抜き加工です。
6mmの穴を空け、裏から10mm、そして表からも10mmを当てています。
穴135個×3回=405回ドリルを使いました(笑)
今日、分かったこと。