原子力発電概論 36th-day
Commentary.
日本の原子力発電所は、主に軽水型である。軽水型原子力発電所の燃料には、低濃縮ウランが用いられる。
原子力発電に使われるウラン235は、天然ウランに0.7%程度しか含まれていない。
よって、これをガス拡散法や遠心分離法などによって濃縮する。
核分裂反応が起きにくいウラン238は、中性子と反応することによって、プルトニウム239に変化し、
その際に発生した、エネルギーが発電に寄与することもある。
核分裂とは、以下の化学式によるものである。
原子核に中性子を入射すると2種類の原子核に分裂し、
質量欠損分の200MeV(エレクトロンボルト)のエネルギーが発生する現象である。
原子力発電は、発電方式では、汽力発電に似ている。
原子力発電 | 火力発電 |
---|---|
原子炉 | ボイラ |
原子燃料 | 化石燃料 |
原子燃料とは、主に核分裂反応が起きやすいウラン235であるが、
天然では、99%以上が反応が起きにくいウラン238である。
Consideration.
しばらく電験ブログを更新できませんでした。。試験まで残された時間は短いので、もっとペースをあげていこうと思います!
ただ、ブログに上げるのは、少し遅れるかもしれません。
今日からは、少しの間、原子力発電のはなしです。
軽水型原子力発電は「軽」い水を使うから「低」濃縮ウランを使う。
ウラン238 + 中性子 → プルトニウム239 + エネルギー
ウラン238も、この変化の際のエネルギーを利用することがある。
ウラン235や238などややこしい。。