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負荷周波数制御 22th-day

Commentary.

電力系統の周波数維持のためには、負荷変動に応じた対応が必要となる。
調整方法は、以下の種類がある。

給電調整

長期的に変動が予想される場合は、根本的に発電電力の調整を行う。

調速機フリー運転

短時間の負荷変動の場合は、
調速機のフリー稼働や、負荷の自己制御特性に任せる。
自己制御特性とは、周波数上昇で負荷電力増加、周波数下降で負荷電力減少する特性のことである。

負荷周波数制御

中期間の負荷変動の時は、負荷周波数制御を用いる。
負荷変動による回転数の変化を調速機が読み取り、
原動機に入力する電力を調整し、回転数を一定にする。
負荷変動による周波数の変化に応じて、調速機の設定を変更する必要がある。

負荷周波数制御には、以下の種類がある。

  • 定周波数制御方式(FFC)
  • 単独系統では、周波数のみ注目するだけなので、この方式が用いられる。
  • 定連系線潮流制御方式(FTC)
  • 周波数バイアス連系線電力制御方式(TBC)
  • 連系系統では、潮流制御も大切であるため、この方式が望ましい。

Consideration.

負荷変動の程度に応じた方式がある。
中期間で用いる負荷周波数制御には、さらなる分類があり、
単独か連系かによって制御方式が変わる。