変電設備 34th-day
Commentary.
変電所とは、様々な変圧器によって電力を変成し、他の場所へ伝送する仕組みのことをいう。一般に変電所は、高圧側の電圧によっていくつかに分類される。
500kV変電所
500kV → 275〜154kV
超高圧変電所
275〜187kV → 154〜66kV
一次変電所
154〜110kV → 77〜22kV
二次変電所
77〜66kV → 33〜22kV
配電用変電所
配電電圧に高圧
通常の力率は70%程度であり、
重負荷の場合は、大きな遅れ電流を生じる。
そのため、進みを取らせるために電力用コンデンサを用いる。
軽負荷の場合は、フェランチ効果により送電端電圧より受電端電圧が高くなり、
進み電流をとるので、遅らせるために分路リアクトルを用いる。
Consideration.
変圧は、大まかに、500kV → 200kV → 100kV → 50kV → 30kV → 配電電圧
へと順に変換される。
コンデンサは、電流は電圧よりも90°進み、
リアクトルは、電流は電圧よりも90°遅れる
ことを念頭に、
重負荷では、遅れる傾向にあるので、進ませ、
軽負荷では、フェランチ効果により進む傾向にあるので、遅らせると考えることができる。